先日、ピアニスト村田千尋さんと共に、大分県内の福祉施設にて、身体障がい・精神障がいをお持ちの皆様へのJAZZコンサートをして参りました。
ステージに立つや否や「紅をさしてーー!」「もっと明るくしておくれ!」と声が飛んできました。
そう、私たちは皆さんから見たら地味だったのです。
自分たちでは普通のつもりでも、きっと、もっと華やかな衣装やメイクが見たかったんです。
開始まであと10分ありました。
「ちょっと待っててください!」
慌てて控室に駆け込み、メイクを2倍にして、たまたま千尋さんが予備で持っていた華やかなワンピースに着替え、再び登場すると・・・
拍手喝采!
「可愛い!可愛い!あぁ嬉しいな!」
口々に皆さん叫んでくれました。思ったことを素直に口にしてくださるから嬉しいです。
嬉しかったのと共に、反省。
視力が弱い方もいます。聴覚過敏で遠くからしか聴けない方もいます。
寝たままの姿勢で、横目でしか見れない方もいます。
だから、パッと見て楽しめるように、これまで以上に衣装に気を配ろうと。
そんな決意をした日でした。