1月27日。

大分県玖珠町にある「学びの多様化学校」若草小中学校で、お話し会とコンサートを行いました。
ピアニストの渡来リカさん、ベーシストの原健太郎さんと共に、スペシャルな布陣で。

ここは公立の小中一貫校でありながら、その子の個性に合わせた学びを提供している学校。
移住者も多いのだそうです。

「公立」であることは、とても大切なポイントです。
保護者の経済的負担が圧倒的に少なくて済むから。
子どもがフリースクールに通いたがっても、
経済的な理由で泣く泣く諦める保護者を何人も見てきました。

教室では、子どもたちが輪になって授業を受けています。いわゆる「授業」というより、
みんなで楽しく雑談しているような雰囲気。
先生たちもとてもリラックスしていて、学校全体にゆっくりとした、
あたたかい空気が流れていました。

みんな、とても落ち着いている。

そして印象的だったのが校長先生。
機材の搬入から会場設営、私達への気遣いまで、誰よりも走り回ってくださっていました。
こんな学校は初めてです。

なんて素敵な空間なんだろう。ここに、精一杯の音楽と想いを届けたい。
自然と気合が入りました。

通常の公立校と一番違うと感じたのは、問いかけをしたときの反応。
「はい!」
パッと、すぐに手があがること。

これは講師として、本当に嬉しいこと。意見がどんどん出てくる。
私の問いかけに、こんなにも真剣に向き合ってくれるんだ。

最後に先生が「感想を言ってくれる人?」
と声をかけると、ここでもすぐに手があがります。

「宮沢賢治のお話良かった。人権のルールの話が知れて良かった。歌も全部良かった。」
「ピアノとベースの音が綺麗で感動した!歌が合わさった時、鳥肌が立った。」
「泣けた」

そんな言葉を、自分の言葉で、まっすぐに伝えてくれました。

正直に言うと、私の話は拙い。音楽と一緒じゃないと、きっと届かない。
一生懸命しゃべってはいるけれど、
音楽に助けられてやっと言葉が届いているんだと思います。
そして、その音楽を一緒に届けてくれる仲間がいる。
それは、決して当たり前のことじゃない。
そんなことを噛み締めた特別な一日でした。